
寝具へのこだわりが強く自宅では10万円もするマットレスで寝ている私は、キャンプでもぐっすり眠りたいと思い購入したマットレス、それがサーマレストの「ベースキャンプ」。寝心地はとても良く、朝までぐっすり眠れています。「アウトドアでも快適な寝心地を求めたい!」「車中泊用のマットレスを買いたいけど、どのマットレスを買えば良いか悩んでいる。」と考えている方に、特におすすめの記事となっています!
アウトドアで最高の眠りを提供するブランド「THERMAREST(サーマレスト)」からリリースされている「ベースキャンプ」。まずはそのスペックをご紹介
THERMAREST(サーマレスト)とは?

THERMAREST(サーマレスト)とは、「アウトドアで最高の眠りを提供する」をコンセプトに、マットレスやブランケットなどを提供するアウトドアブランド。
サーマレストのマットレスは大きく分けて「TREK&TRAVEL」、「FAST&LIGHT」、「CAMP&COMFORT」、「CLOSED-CELL」の4タイプ。
THERMAREST マットレスラインナップ
「TREK&TRAVEL」:快適さ、軽量さ、コンパクトさの最適なバランスを計算し設計。
「FAST&LIGHT」 :軽量かつコンパクトに収納できる自動膨張式マットレスのシリーズ。
「CAMP&COMFORT」:アウトドアでも快適な眠りを一番に求めるキャンパー向け。
「CLOSED-CELL」:耐久性とシンプルさを求める、バックカントリー向け。
「ベースキャンプ」は、CAMP&COMFORTシリーズの1つ。
CAMP&COMFORTはカーキャンプ(車中泊)、ファミリーキャンプ、ベースキャンプ(登山を開始する為の基地となる場所)等での使用が勧められています。
ベースキャンプのスペック
ベースキャンプのLサイズを購入したので、以下にLサイズのスペックを載せておきます。
THERMAREST「ベースキャンプ」 Lサイズ
カラー:ポセイドンブルー
サイズ:63×196cm
重量 :1530g
材質 :75Dポリエステル
厚さ :5cm
収納サイズ:66×19cm
R値 :6.0
カラーはポセイドンブルー1色のみ、サイズはXL(大)、L(中)、R(小)です。
各サイズの広げた時の大きさ、重量は以下の通り。
- XL:76×196cm 重量1820g
- L :63×196cm 重量1530g
- R :54×183cm 重量1140g

ベースキャンプにはスタッフサックが標準装備。
スタッフサックには肩掛け用の紐が付いていて持ち運びやすくなっています。
マットレスを選ぶ時の基準は? マットレスを使う場面を想定して、「厚さ」「断熱性(R値)」「広げた時のサイズ」を必ず確認しよう!
私が考える車中泊用のマットレスを選ぶ基準は「厚さ」、「断熱性(R値)」、「広げた時のサイズ」の3つ。
順を追って説明します。
厚さについて
まず厚さについてですが、登山やツーリングキャンプでは携行性に優れたコンパクトなマットレスを選ぶ必要があります。
しかし車中泊であれば多少かさばっても、寝心地が良い厚手のものを選ぶと良いでしょう。
なぜ厚手のものを選ぶ必要があるかというと、車種によってはフルフラットにしたとしても多少の段差や凹凸ができてしまうもの。
そのちょっとした凹凸が気になって眠れないという方も少なくありません。
また、一概には言えませんが、厚さは後述する断熱性にも影響している場合が多いので、重要なポイントです。
R値について
続いて断熱性(R値)について。
R値とはマットレスの断熱性を示す値で、マットレスには必ず記載されています。
車と地面との間は空洞になっているので、冬場は底冷えしやすいです。
そのため寒さが苦手な方や冬場の車中泊を考えている人は、マットレスのR値を確認して選ぶことをおすすめします。
下記にR値の目安を示しておきます。
R値の目安
2.0未満:心地よい夏の条件下での使用に適している
2.0以上:真夏と真冬の間に使用(3シーズンモデル)
4.0以上:雪の上や寒い環境下
6.0以上:北極などの極寒の地
ただ、これはあくまでも基準で寒さの感じ方は人それぞれですので、寒さが苦手な方はR値が高めのマットレスを選ぶことをおすすめします。
複数のマットレスを重ねて使用した場合、R値は足し算できることが特徴。
例えばR値2.0のマットレスと2.4のマットレスを重ねて使用した場合は、R値4.4のマットレスとして考えられるということです。
そのため既にマットレスを持っている方は、ご自身のマットレスのR値を確認し、それに合わせて買い足すという方法もありです。
今回の記事で紹介しているベースキャンプのR値は6.0と断熱性が高く、オールシーズン使えるマットレスです。
私は寒さに弱いですが、冬のゲレンデ近くで車中泊をすることが多い為、R値が高めのベースキャンプを選びました!
サイズについて
3つ目に広げた時のサイズについて。
車に収まるサイズである事は大前提。
軽自動車の場合は助手席を倒して荷室と繋げるため、幅はあまり広くないマットレスが良いでしょう。
SUVやバンの場合は、荷室をフルフラットにすれば十分な広さを確保できる場合が多いです。
ご自身の体格と車のサイズに合わせたマットレスを選びましょう。
ベースキャンプはサイズがやや大きめなので軽自動車には向かないかもしれませんが、エクストレイルなどのSUVや大型のバンでの車中泊であればピッタリだと思います!
サーマレスト「ベースキャンプ」の使い方。 車中泊を想定して車内で広げた様子と共に解説
ここからは実際にサーマレストのベースキャンプを車内で広げて車中泊仕様にした様子や、ベースキャンプの使い方についてご紹介していきます!
車内で広げた様子

私が使用している車は、日産エクストレイルt31です。
フルモデルチェンジする前のエクストレイルですね。
後部座席を全て倒してフルフラットにした状態で使用しています。
ベースキャンプのLサイズの長さは196cm。
荷室が広いエクストレイルとはいえ、やや大きすぎました…
購入した当初はキャンプをこれから始めようという時期でしたので、適切なサイズを選ぶことができませんでした。
これから購入する方は、前述した選ぶ基準に注意して購入してくださいね(笑)
マットレス以外のグッズについては以下の記事でご覧いただけます!

サーマレスト「ベースキャンプ」の使用方法。 自動膨張式マットレスのため準備が簡単!

ベースキャンプの使用方法はとても簡単。
自動膨張式マットレスの為、バルブを操作するだけである程度の厚さまで自然と膨らんでいきます。
あとは好みの固さになるまで呼気か専用のポンプで膨らませ、バルブを閉めれば完了。
バルブには逆流防止弁が付いているので、入れた空気が抜けていく心配がなく簡単に膨らませる事が出来ます。
ベースキャンプのバルブは「ウィングロックバルブ」を採用。
ウィングロックバルブについて、サーマレストの公式HPには「膨張時には素早く膨張のみを、収納時には素早く空気を抜く事ができる新バルブ」と記載されています。
注意点として、説明書には「氷点下で使用する場合には呼気は使わずポンプサックを使用する事」と書かれています。
呼気で膨らませると中身が凍結し破損に繋がるようです。
冬場の使用を想定している場合はポンプの購入が必要かもしれません。

続いて収納の仕方です。
収納時は閉めたバルブを一度開放し、バルブの緑色の部分を写真のように反時計回りに回します。
これで空気を抜く準備が整いました。
あとはバルブの反対方向からマットを丸めながら空気を抜いていきます。

写真のように膝で抑えながら丸めていくと、空気が抜けていきやすいです。
最後まで丸めきったら、バルブの緑色の部分を時計回りに回して閉め、
バルブの紺色の部分も時計回りに閉めれば完成。
あとは付属のバッグに入れれば片付け終了です。
サーマレストの「ベースキャンプ」を車中泊で使用した感想
昼寝をした感想
マットレスを膨らませた状態で実際に横になってみた様子がこちら。

身長176cmの私がエクストレイルの中で寝てみると、斜めに敷いた方がゆったり寝れます。
エクストレイルt31は後部座席を倒すことで完全に平らになりますが、多少の凸凹があります。
しかしベースキャンプを敷く事で凸凹を感じなくなり、快適な状態に。
このまま私は30分程昼寝をしましたが、身体が痛くなることはなく快適でした。
小柄な方はRサイズのマットレスで、斜めではなく縦に敷いても良いかもしれません。
一晩寝てみた感想
後日、実際に一晩車中泊をしてみました。
その様子がこちら

この日は4月上旬とはいえ、夜はまだ肌寒い時期。
車中泊では底冷え対策が重要と言われておりますが、サーマレストの「ベースキャンプ」を使用したところ、床からの寒さは全く感じず朝までぐっすり。
約7時間寝ましたが、昼寝の時と同様で身体が痛くなることもなく、快適な睡眠となりました。
ちなみに使用しているランタンはバルミューダの「ザ・ランタン」、
サンシェードは趣味職人の「プライバシーサンシェード」です。
それぞれのレビュー記事はこちら。


メリット・デメリット
車内で使用して感じたメリットは
- 膨らませるのがとにかく簡単。
- 厚さ5cmで、フロアの凸凹を全く感じなくなる。
- 車中泊用ならばかさばらない。
- カッコ良い!
反対にデメリットは
- 空気を抜く時に若干の労力が必要。
さすがに折りたたみ式のマットレスと比べると、畳む時の労力は必要です。
ただ、それ以外のデメリットは今回は感じませんでした。
サーマレストの「ベースキャンプ」で、アウトドアでも快適な睡眠を
いかがでしたか?
キャンプや車中泊で必須のマットレス。
サーマレストのマットレスは使い方が簡単で寝心地もバッチリなので、
キャンプでも快適に眠る事ができ、翌朝からも元気に楽しめるはずです。
サーマレストのマットレス「ベースキャンプ」、おすすめです。


コメント