車中泊をするときに必要な道具といえば寝袋やマットレスなど色々とありますが、サンシェードも欠かせない道具の1つ。今回は私が愛用している、趣味職人の『プライバシーサンシェード』をご紹介。趣味職人のプライバシーサンシェードは、プライバシー保護のほかにも、寒さ・暑さ対策などで活躍してくれる優れもの!これから車中泊を始めてみたい人や、車用のサンシェードの購入を検討している人は、必見です!
車中泊にサンシェードが必要な理由
趣味職人『プライバシーサンシェード』のレビューの前に、車中泊でサンシェードが必要な理由についてお伝えします!
車中泊にサンシェードが必要な理由【1】快適な睡眠をとるために

車中泊にサンシェードが必要な理由はいくつかありますが、結局のところ「快適な睡眠のために」という理由が一番です。
- 暑さ・寒さで眠れない。
- 窓から覗かれていたら不安。
- 日光や外灯がまぶしくて目が覚めてしまう!
これらは快適な睡眠を妨げるものですが、サンシェードを使うことで大幅に改善されます。
車中泊キャンプでせっかく楽しい夜を過ごしても、夜中に全然眠れないと、翌日疲れを引きずってしまいますよね。
そのため、車中泊での睡眠をできるだけ快適にするためにも、サンシェードは必須です!
車中泊にサンシェードが必要な理由【2】暑さ・寒さ対策

車中泊にサンシェードが必要な理由の2つ目は、暑さ・寒さ対策です。
JAFの検証によると、真夏の晴天時、外気温35℃、昼の12時から4時間にわたり車内温度を計測したところ、エンジン停止から30分で車内温度は約40℃に到達。
さらに、車内の平均温度は51℃、ダッシュボードの最高温度は79℃にまで達したそう。
これに対して、サンシェードを使用した場合、車内の平均温度は45℃、ダッシュボードの最高温度は52℃だったとのことです。
車中泊キャンプで寝ている間に、この温度に到達することは考えにくいです。
しかし、対策なしに比べてサンシェードを使用した場合は、以下のようなメリットが考えられます。
- 暑くなった車内をエアコンで冷やすときに短時間で済むので経済的。
- 環境にも優しい。
- 朝日が出てからの気温上昇も緩やかに抑えられる。
また、冬の車中泊で車内の温度が一番奪われる場所は「窓」。
車の窓は断熱処理が施されておらず、車体の中でも最も薄い場所なので、対策をしないとどんどん熱が奪われていきます。
断熱材を使って自分でサンシェードを作る人も多いようですが、既製品のサンシェードは、吸盤などで取り付けるだけなので、手軽な断熱処理と言えそうですね!
車中泊にサンシェードが必要な理由【3】プライバシー保護

車中泊にサンシェードが必要な理由の3つ目は、プライバシー保護です。
色々なブログを読んでいると「車中泊中に車内を覗かれて恐怖を感じた…!!」という体験をしている人がチラホラ。
私はエクストレイルt31で何回も車中泊をしていますが、覗かれた経験は今のところありません。
しかし、睡眠中という最も無防備な状態で、見知らぬ人の視線を感じることは、怖いですよね。
特に女性で車中泊する人は、サンシェードでプライバシーを保護することをおすすめします。
車中泊にサンシェードが必要な理由【4】屋外の光をさえぎる

車中泊にサンシェードが必要な理由の4つ目は、屋外の光をさえぎるためです。
キャンプ場での車中泊であればあまり気になりませんが、道の駅やパーキングエリアでは、屋外の光が睡眠を妨げる要因に。
人は強い光を浴びると覚醒して、なかなか睡眠に入っていけないそうです。
また、暑さ対策に通じますが、真夏は朝日が差し込むと一気に気温が上昇して、寝苦しくて目覚めてしまうことも。
スッキリした目覚めのためにも、遮光性は重要視したいところですね!
私が車中泊用にサンシェードを購入した目的
これらの「サンシェードを使うべき理由」は、車内用カーテンをつけることでも解決できます。
また、サンシェードを自作するという方法も。
実際にサンシェードの作成方法を載せたブログやYouTube動画もたくさんアップされていますね!
私がサンシェードを購入した理由は、以下の4つ。
- カーテンだとカーテンレールを付ける手間がある。
- カーテンは簡単に取り外せない。
- 工作があまり得意ではない。
- 車種専用のぴったりサイズの方が出来栄えや使い勝手が良い。
私にとって、サンシェードを購入することが1番面倒ではなかったということです(笑)
趣味職人『プライバシーサンシェード』のスペック

趣味職人『プライバシーサンシェード』
価格
・フロント用:11,500円(税込み)
・リア用 :14,900円(税込み)
私が愛用しているサンシェードは、趣味職人の『プライバシーサンシェード』。
日産エクストレイルt31専用のサンシェードを購入しました。
価格は1万円を超えますが、車種専用に裁断されていることや、取り付けが簡単であることなどを考えると、納得のお値段だと感じました。
私は楽天市場でフロント・リアのセットで購入しました。
ただし、プライバシーサンシェードのセット販売は、楽天市場でのみのようです。
楽天市場で、プライバシーサンシェードのフロント・リアセットで購入すると、以下のような特典が。
- 窓からシェードが剥がれにくくなるマジック吸盤×5個
- サンシェード収納袋×1
マジック吸盤についての詳細は、のちほど説明しますが、マジック吸盤はあると便利なので、楽天ユーザーはセットでの購入がおすすめ!
ちなみに趣味職人は、50車種以上の専用サンシェードを作成しているとのこと。
ご自身の車種に合うサンシェードを探してみるのも良いかもしれませんね!
趣味職人『プライバシーサンシェード』のフロント・リアセット(楽天市場)▼
趣味職人『プライバシーサンシェード』の使い方
趣味職人『プライバシーサンシェード』の使い方【1】吸盤をサンシェードに取り付ける

サンシェード本体と吸盤は別々になっています。
そのため、使用前にサンシェード本体に吸盤を取り付ける作業が必要です。
ここでは、フロント用サンシェードの画像で説明します。
サンシェードのハトメ部分に吸盤を取り付けるのですが、表裏があるので注意が必要。
ハトメの凸面が吸盤側、ハトメの平たい面が吸盤の取っ手側となります。

ハトメの凸面側から吸盤の取っ手を入れます。


すべてのハトメに吸盤を取り付けて、準備完了です。
吸盤をサンシェードに取り付ける作業は、自宅で行うことをおすすめします!
サンシェードは広げると大きいので、車内に持ち込んで作業すると窮屈ですし、吸盤がシートの下に落ちてしまうと、探すのが大変です。
趣味職人『プライバシーサンシェード』の使い方【2】サンシェードを窓に取り付ける

吸盤をサンシェードに取り付けたら、車内へ移動しましょう。
窓への取り付けは簡単で、吸盤を窓に張り付けていくだけです!


もし吸盤がガラスにつきにくい場合は、吸着面に水を含ませるとうまくくっつきます。
また、吸盤が変形してしまった場合は、沸騰したお湯で数分間ゆでると元の形に戻るので、試してみてくださいね。
趣味職人『プライバシーサンシェード』のおすすめポイント
趣味職人『プライバシーサンシェード』のおすすめポイント【1】遮光性が高い

プライバシーサンシェードのおすすめポイントの1つ目は、抜群の遮光性。
自宅で使用しているカーテンよりも遮光性が良く、まぶしさで目が覚めることはありませんでしたよ。
夜は真っ暗になるので、車内灯代わりにLEDランタンは必須です!
趣味職人『プライバシーサンシェード』のおすすめポイント【2】車内温度の上昇を抑えられる

プライバシーサンシェードのおすすめポイントの2つ目は、朝の気温上昇が緩やかになること。
7月後半に、屋根がない場所で、エクストレイルでの車中泊を行いました。
そのときには、朝7時半ごろに暑さを感じて起床。
屋外は30℃近くまで気温が上がっていましたが、車内では比較的快適に過ごせました!
しかし、サンシェード以外の対策も必須。
車用網戸での換気と、小型の扇風機サーキュレーターで風の流れを作っていたことも、快適に過ごせた要因です。
サンシェードを使用していても、暑さ対策は万全にしておきましょう。
趣味職人『プライバシーサンシェード』のおすすめポイント【3】使用方法が簡単

プライバシーサンシェードのおすすめポイントの3つ目は、使用方法が簡単なこと。
吸盤をサンシェードに取り付けてしまえば、あとは毎回、窓に張り付けるだけ。
性能が良い上に、使い方が簡単なのは嬉しいです。
また、カーテンとは違い、レールを取り付ける手間などが無いのも良い点ですね!
趣味職人『プライバシーサンシェード』のおすすめポイント【4】サイズがピッタリ

好みの問題ですが、見た目が良いことも、プライバシーサンシェードのメリットだと感じました。
内側から見ると、窓枠にサイズがピッタリ。
色が黒なので、外から見ると全体がスモークガラスのように見えます。
愛車の窓にピッタリサイズのサンシェードが欲しい人には、かなりおすすめできます!
趣味職人『プライバシーサンシェード』のデメリット
趣味職人『プライバシーサンシェード』のデメリット【1】収納時にかさばる

プライバシーサンシェードのデメリットの1つ目は、収納時にかさばること。
私が乗っているエクストレイルt31の場合、フロントとリア用のサンシェードを合わせると、全部で8枚になります。
たたむと収納袋にすべて収まりますが、座席や荷台に置いておくと、かなり場所を取ります。
そのため、人によってはサンシェードの収納場所には困るかもしれません。
エクストレイルt31の場合は、ラゲッジボードの下に収納するとぴったり収まりました!
趣味職人『プライバシーサンシェード』のデメリット【2】電熱線の上は吸盤がつかない

プライバシーサンシェードのデメリットの2つ目は、電熱線の上にはつけられないこと。
バックドアの窓の電熱線は、わずかに凹凸となっています。
凹凸部分にはサンシェードの吸盤がくっつかず、写真左下の箇所のように取れてしまいます。
対策として、趣味職人で販売されている『マジック吸盤』を使用することで解決できます。
ただ、吸盤5個で2000円とかなり割高なので、こちらは自作でも良いかと思います。
私はフロントとリアのセット購入の特典で5つ付属していたので、電熱線部分に使用しました。
使用方法は、以下の2ステップ。
- 吸盤の受け皿側を窓に張り付ける。
- 該当箇所の吸盤をマジック吸盤に付け替える。



張り付けた両面テープは、丁寧に剥がせば窓に跡は残りませんでした!
しかし1度両面テープを剥がすとテープの粘着力が無くなりますので、窓に貼る際には位置をしっかりと確認してから行いましょう。
エクストレイルt31の場合、バックドアの上部は電熱線に吸盤が当たらず、朝までしっかりとくっついていました。
そのためマジック吸盤に取り換えたのは下の3か所のみです。
自宅の駐車場でお試しの車中泊をして、吸盤が取れやすい箇所を確認しておくと良いかと思います。

趣味職人『プライバシーサンシェード』のデメリット【3】毎回8か所に取り付けるのは面倒

プライバシーサンシェードのデメリットの3つ目は、毎回すべての窓に取り付けるのが面倒だということです。
エクストレイルt31場合、窓は全部で8か所。
取り付け方法は簡単ですが、毎回8か所に取り付けるのは大変です。
そのため、私は後部座席のすぐ後ろの小窓はサンシェードを付けっぱなしにしています。
この小窓は、サンシェードを付けっぱなしにしていても、運転中の視界を妨げることはありません。
8か所が6か所に減っただけでも、少しは負担軽減になるかと思います。
法律上は、後部座席の窓にサンシェードやカーテンを付けたままでも問題は無いようです。しかし、後部座席(特に運転席と反対側)の視界を塞ぐと、かなり死角が増えます。個人的には、後部座席すべてにサンシェードやカーテンを付けたままにするのはお勧めしません。付けっぱなしにする場合は、あくまでも自己責任で行いましょう。
エクストレイルt31にもピッタリ!趣味職人のプライバシーサンシェード、おすすめです。
今回は、趣味職人の『プライバシーサンシェード』をご紹介しました。
値段は張りますが、使いやすく、性能は高いサンシェードです。
私はプライバシーサンシェードを使い始めて、エクストレイルt31での車中泊が快適になりました!
今回の記事を参考に、ご自身の車にピッタリのサンシェードを見つけてくださいね。
日中の暑さ対策には網戸もおすすめ
日中の暑さ対策として、車用の網戸を使用するという方法もあります。
私はAshopのフロント・リア兼用の網戸を使用しています。
そちらのレビュー記事もありますので、参考にご覧ください!

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